アメリカ英語とイギリス英語はどっちを勉強すればいい?
そもそも同じ英語なのに何が違うの?
アメリカ英語とイギリス英語の主な違い
1.発音が違う
- 母音を中心に、アメリカとイギリスでは結構違います。
- アメリカ either イーザー、direction ディレクション
- イギリス either アイザー、direction ダイレクション
2.スペルが違う
- アメリカ英語に慣れていると面倒くさいくらい微妙に違います。
- アメリカ Center、Color、traveling、check、program
- イギリス Centre、Colour、travelling、cheque、programme
3.単語が違う
- どっちも聞いたことがあると思いますが、結構違います。
- アメリカ 列 Line、 秋 Fall、映画 Movie
- イギリス 列 Queue、秋 Autumn、映画 Film
4.表現が違う
- アメリカ 休憩する take a break、 1階 First floor、 2階 Second floor
- イギリス 休憩する have a break、 1階 Ground floor、2階 First floor
イギリス英語 British English
イギリス英語と一括りにされますが、イギリス国内でも色々なアクセントや発音があります。日本と同じように地域の違いはもちろんのこと、階級で話す言葉が異なります。ざっくり分類すると、2つあります。
- Received Pronunciation
- 上流階級で話される英語で、クイーンズ・イングリッシュなど言われています。
- 標準語というとこちらが近いです。
- Estuary English
- こちらは下町の英語で、庶民的な労働者階級の英語です。
1はお高くとまっていると思われることもあり、1と2の中間が実際の標準語だと思います。
下町英語はTodayはトゥダイと発音するくらい違います。
個人的には、こんな感じです。
- 上流階級英語 → 京都弁(表現も遠回しで一瞬わからない)
- 中流階級英語 → 標準語(東京と同じ感じ)
- 庶民英語 → 江戸弁(百円がしゃくえんって言う感じ)
- スコットランド → 九州弁
アメリカ英語 American English
アメリカは北部、南部で異なり、西部、東部でも異なります。アメリカの方が新しい英語に見えますが、イギリスで変化した言葉もアメリカでは使われてたり必ずしもアメリカ英語が新しいわけではありません。
個人的には、こんな感じです。
- 東海岸 →早口で関西弁 Yes、Noもはっきりするイメージ。
- 西海岸 →横浜弁
- 南部 →栃木弁 一瞬わからない。
オーストラリア英語 Aussie English
基本はイギリス英語の庶民英語ですが、短縮形や独特の表現が多く結構わからなかったりします。Good Day グッダイとか Sunday サンディーとか、YouがBuddyとか言ったり、Thank youがTa タだったりします。
オーストリア英語 → 東北弁
シンガポール英語 Singlish
シンガポールで話す人たちの英語は、違う言語かと思うくらい違います。語尾に「ら」をつけてOKが”おけらー”とか、”できる”が”CanCanきゃんきゃん”とか、かなり違います。
中にはきれいな英語も話すひとはいるのですが、独特のイントネーションでかなり聞きづらいです。中華系の訛りと思ったのですが、中国人に言わせるとあれは違うと全否定されました。元々イギリス英語がベースですが、テレビの影響でアメリカ英語も取り入れられてる感じですが、一番苦手な発音です。
シンガポール → マンガの中華料理屋の店主
インド英語 Hinglish
アメリカの次に英語を話す人が多いと言われていますが、ここの発音も独特です。強調する部分が多く、抑揚がないので早口で話しているように聞こえます。Thank you たんきゅうだったり、ローマ字読みなので、慣れると意外と聞こえるようになりました。
インド英語 → コンビニ店員の話す日本語
まとめ
- イギリス上流階級英語 → 京都弁(表現も遠回しで一瞬わからない)
- イギリス中流階級英語 → 標準語(東京と同じ感じ)
- イギリス庶民英語 → 江戸弁(百円がしゃくえんって言う感じ)
- スコットランド → 九州弁
- アメリカ東海岸 →関西弁
- アメリカ西海岸 →横浜弁
- アメリカ南部 →栃木弁
- オーストリア英語 → 東北弁
- シンガポール →マンガの中華料理屋の店主
- インド英語 → コンビニ店員の話す日本語
こんな感じで、地域によって、いろんな英語があります。
結局アメリカ英語とイギリス英語のどちらを勉強すればよい?
これだけ色んな英語があるので、どっちを勉強しても大した差はないです。差がわかるくらい勉強していれば、そうとう英語ができるようになっています。
日本はアメリカ英語をベースにした教育をしているので、個人的にはアメリカ英語を勉強しておけば問題ないと思います。
ライティングでは、どちらかに合わせて文章を書いたほうがいいです。ワードのスペルチェックでもどちらベースでチェックするか選べます。
私も中学英語ベースなのでアメリカ英語系ですが、ヨーロッパに住んでいると、英語はイギリス英語ベースなので、毎回色々な気づきがあって面白いです。
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