【ビジネス】女王の教室と社会で必要な3つの知識

ビジネス

上級国民を予言した(?)女王の教室と現実社会について書きたいと思います。

女王の教室

「女王の教室」って知ってますか?

2005年7月2日より9月17日まで毎週土曜日21:00 – 21:54に、日本テレビ系列の「土曜ドラマ」枠で放送されていた日本のテレビドラマです。主演は天海祐希で悪魔のような鬼教師と小学6年生の子供たちの戦いを描いたドラマ。天海演じる阿久津先生が現実を教えながら指導するドラマです。

女王の教室のリアルな名言

女王の教室で、阿久津先生が生徒に放った言葉です。


愚か者や怠け者は差別と不公平に苦しみ、賢い者や努力した者は色々な特権を得て、豊かな人生を送ることができる。

それが社会というものです。

あなた達は、この世で人のうらやむ幸せな暮らしをできる人間が何人いるが知ってる?

たったの6%よ。この国では、100人のうち6人しか幸せになれないの。残りの94%は、毎日毎日不満を言いながら暮らすしかないんです。

いい加減目覚めなさい。

日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しくしあわせに暮らせるように、あなた達凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。

そういう特権階級の人達が、あなた達に何を望んでいるか知っている?

今のままずーっと愚かでいてくれれば良いの。世の中の仕組みや、不公平なんかに気付かず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら、上司の言うことを大人しく聞いて、戦争が始まったら真っ先に危険な所に行って戦ってくれば良いの。


最近では上級国民とか言う言葉が流行るくらいなので、時代の先を言ってるドラマかもしれません。

日本では気づきにくいですが、世界は階層社会です。チップ制度なんかは”施し”の一つだし、インドなんかは完全に階層に名前がついてます。エジプトでも「バクシーン」という裕福な人が貧しい人に施しを与えるのが当然ということで、普通にバクシーンと要求されます。

日本で一番わかりやすい階層は大学です。社会にでても何大学出身とかで区別されることがあります。特に官僚や大企業に行けば行くほどその傾向は強いです。

就職活動のときに言われたこと

理系の大学院生のときに、学生を集めて就職担当の女教官が言ったことがこれです。


あなたたち理系の学生が、私立の文系の学生達と面接をして勝てると思ってるの

彼らはコミュニケーション能力が高い人たちなのよ。そんなところに行ったら、筆記試験が良くても面接で全部落とされるのよ。

彼らは好きな会社の面接に受かり、あなたたちは能力があったとしても行く先がないの。

そんな世の中だから、推薦制度を用意してるの。この中から会社を選びなさい。そうすれば私が入れてあげる。


これは結構衝撃的でしたが、社会にでるとわかります。今の世の中はコミュニケーション能力至上主義です。社会というのはコミュニティーの中で活動していくことなので、当然他の人と共存しなくてはいけません、文系の人たちは出身大学のネットワークを生かしたり、あらゆるところでコミュニケーション能力で勝ち上がっていきます。

現実社会で必要なスキル

就職は女教官のおかげで入れましたが、最も重要なコミュニケーション能力が欠けているので、他で補うように努力しました。

そこで、大前研一さんが言っていた3つのスキルを身に着けることにしました。

1.英語

2.IT

3.財務

 

社会で必要なスキル

女王の教室の特権階級に入るには、何かしらのスキルが必要になります。

コミュニケーション能力

これは鍛えるが難しいですが、人前で話す機会を増やすように努力しましょう。ブログなどで上手くいっている人はやっぱりコミュニケーション能力が高い人が多いです。

ITの進化につれて、この能力が低くても、クリエイティブでさえあれば、やっていける世の中がくると思っていますが、時間がかかりそうです。

英語

英語はグローバルで仕事をするには必須です。コミュニケーション以前に言葉がわからないと話になりません。英語は時間がかかるので、地味に勉強したほうがいいです。

翻訳ソフトの進化なので重要度は年々下がってきていますが、やっぱりある程度は必要です。

ネットで調べるにしても英語の世界は日本語の世界と比べ物にならないくらい大きいので可能性が広がります。

全然英語ができない人はTOEICとかで点数を目標に勉強するといいと思います。

TOEIC勉強法(まとめ)
TOEICの勉強法についてまとめてみました。色々対策本が出ていますが、実は簡単にアップします。

IT

ITは高校生の時から重要だと思っていたので、ずっと勉強していました。社会に出てわかったのは、日本のITレベルの低さです。ITの世界も文系が幅を利かせ、スキルよりコミュニケーションが重視されている世の中になっていました。

企業向けのシステム開発はゼネコンと同じ多重請負になっており、実際にプログラムする人が最下層で、口だけの人が最上位にいたりします。開発規模が大きくなれば、コミュニケーション能力が重要になっていくので仕方がないのですが、ITエンジニアとしては、自社サービスなどをする仕事につくか、個人として請負をするのがいいと思います。自社サービスは自分たちでサービスをつくるので、余計な人が少なくなります。Googleなどもその一つです。個人で請負をすれば、最下層と言いながらが収入が全部自分のものになり、税務メリットも享受できるのでお得です。

他にも海外ではIT人材は重宝されるので、スキルを身に着けておくと、スキルがない人の中抜き時代がくれば世界中から仕事をとれるかもしれないです。

財務

財務は、社会人になるまではほとんど関わったことがなかったですが、ITの世界に嫌気がさして、ファイナンスの仕事をしていたことからスキルが身に付きました。

正直大して難しくないですが、世の中無知な人が多いです。お金が好きな人は多いのですが、経営者や銀行員を含めて、世の中財務の知識が弱い人が多くてびっくりします。

なので、ハゲタカファンドとかに狙われて、ファンドが大儲けしたりします。

プロとして財務を扱わない限りは、深く勉強しなくてもいいですが、簡単に財務諸表くらいは読めるようにしておきましょう。個人事業主になれば税務メリットなどを考えるので勉強することになります。税金というのは、なによりも優先されて取られるもので、場合によっては借金取りより怖いです。収入が増えたら税金を知っていると、手取りが大きく変わります。

投資に関しても基本的な知識を勉強しないで、行うのであればギャンブルをやっている覚悟でやってください。投資も無知な人たちが一定程度いるので、理論上の価格形成と異なる価格が形成されることがあります。それは続かないので、上がっているときに投資すると突然バブルが崩壊します。

仮想通貨はその典型です。価値があるものに値段が付くはずが、値段が付いているものに価値があると錯覚した投資家が集まると価格があがることがあります。価格があがると別の集団が集まり、また価格があがります。これはチキンゲームみたいな状態なので、どこかで必ずはじけます。

ギャンブルのセンスが問われる領域で、投資ではないです。

技術的にも、現在のブロックチェーンの技術だと性能(スピード)がでないので、現実社会の決済で使うのは非常に困難です。また、通貨としてもここまで不安定な価格だと、商取引では使い物にならないです。

 

最後に

社会制度が崩壊しつつある中でどうやって生き残るかは難しいですが、知識があると色々役に立ちます。英語、IT、財務3つの知識を持っている人はほぼ皆無なので、最低限身に着けておくと、どこでも役に立つのでおすすめです。

ITが得意な人とは財務を武器に戦い、財務が得意な人にはITで戦う。英語が得意な人にはITか財務で戦うみたいに、3つあると、どこでも付加価値を提供することができます。

 

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